『グランド・ホテル』と群集劇
こんにちは!
今日ご紹介する映画は『グランド・ホテル』という作品です。
この映画は、第5回アカデミー賞で、最優秀作品賞に選ばれています。
(ちなみに、アカデミー賞で、作品賞のみノミネートされ、作品賞を受賞した最初で最後の作品なのです😳)
ストーリーを簡単にご紹介します。
超一流ホテル「グランドホテル」に、集まった様々な宿泊客。
落ち目のバレリーナ(グレタ・ガルボ)、会社の危機に面している大企業の社長(ウォレス・ビアリー)、社長秘書(ジョーン・クロフォード)、借金に追われる男(ジョン・バリモア)、会社をクビになり、一生の思い出を作りにきた老人(ライオネル・バリモア)。
この5人の客がそれぞれ交錯し、物語は二転三転と進んでいきます!
こういった「一つの場所に様々な人間模様を持った人たちが集まって、それぞれの物語を展開していく」ことを『グランドホテル方式』と呼びます❣️
この名前が付いたのは、もちろんこの映画『グランド・ホテル』がきっかけです。
この映画でその技法が効果的に使われていたため、同じような群集劇を『グランドホテル方式』と呼ぶようになったのです😊
今でもたくさんの映画にこのグランドホテル方式が使われています!
例えば『ラブ・アクチュアリー』『ダンケルク』『THE有頂天ホテル』など。
気になった方はぜひ、『グランド・ホテル』をチェックしてみてくださいね~!